生産技術に興味があるあなた

「やりがいや魅力って何?」
「経験者の体験談を知りたいな」
こんな疑問に答えます。
生産技術の仕事の3つのやりがいがわかります
先日こういったツイートをしました。
ツイート通り生産技術の仕事はハードですが、その分もやりがいも大きいです。
この記事では生産技術の3つのやりがい解説します。

やりがい①手がけた生産装置で製品が量産される

目の前で製品が量産される喜び
生産技術のやりがいは、あなたが手がけた生産装置で製品がされることです。
安定して量産されている姿を見たときは、それまでの苦労が報われた瞬間です。
手がけると言っても関わりは様々なのが生産技術の世界。
・装置の設計/製造
・装置の立上げ/品質保証
例えば上記の通り。
個別の仕事内容を書くと長くなるので別の記事で解説します。
装置設計者の体験談
私は主に製品の組立自動機を担当していました。
プリンターのユニットの組立自動機を開発、設計、立上げまでをやり切ったときは充実感に満たされました。
「俺が設計した生産装置」
生産技術の仕事のやりがいとして、わかりやすいのが「俺が設計した生産装置」と言えるところです。
なぜなら目に見える成果としてアピールできるからです。
例えば私が技術開発部門から企画部門に移動した際、上司や後輩にこの言葉を連発しました。
こうすると周囲から一目置かれた存在になれます。

かっこいいベテラン生産技術
この道30年のベテラン生産技術者になると周囲を「すげぇ」と唸らせる仕事をしています。
なぜならその人がいないと誰もが知ってる製品が成り立たない仕事をしているから。
例えば、私の会社に転職して定年を迎えられた方は、チョコレートのお菓子「アポロ」の生産装置の設計者でした。
何十年経っても同じ生産装置でアポロが作られていると知ると、自分もそれぐらいの成果を出してみたいと思います。
やりがい②生産現場の作業者から感謝される

生産現場の信頼は大きなやりがい
生産現場の作業者から直接感謝の言葉をもらうとめちゃくちゃ嬉しいです。
なぜなら、生産現場の作業者はあなたが納めた装置を実際に使うユーザーだから。
例えば私が1番印象に残っているのは、生産現場の課長から「一緒に仕事ができてよかったです」とメールをもらったとき。
生産現場からの信頼を得られたときは、生産技術エンジニア冥利につきます。
生産現場には怖い人もいる

と思った人はセンスがいいです。
その通りで生産現場には怖い人もいます。なぜなら工場は田舎にあるから。
若い頃やんちゃだった人がそのまま大人になって居座ってます。
例えば量産開始前の生産現場は文字通り戦場です。
絶えず起こるトラブルに対して、生産現場の作業者から生産技術エンジニアにプレッシャーがかかります。

怖い相手だからこそ信頼を勝ち得たときはめちゃくちゃ嬉しいです。
やりがい③自分の思いを形(生産装置)にできる

ものづくりの醍醐味
技術者のあなたの思いがそのまま形にできる、というやりがいは大きいです。
特に生産技術は成果物が生産装置、目に見える大きなものなので技術者としてのセンスが問われます。
なぜならみっともない生産装置を作るとボロクソに言われるから。
例えば私が設計した組立装置には、装置内の空気をきれいにするヘパフィルターという四角いボックスが上部についていました。
これを見た本部長から「なんだあのお弁当箱。ダサいな」と1言。
こんな風に失敗のリスクもあります、

成功したときは効果が大きい
一方で自分の思いが上手く決まったときは会社にも大きく貢献できます。
なぜなら生産技術の仕事は会社の利益に直結するからです。
例えば
・リードタイムの短縮
・人にしかできない作業の自動化
こうした切り口でやりたいことを形できればあなたは一流の生産技術エンジニアです。
この3つの切り口が生産技術エンジニアが知っておくべき最も重要な点。
なぜならこれらが会社の利益を生むために必要なことだからです。
こうした視点で生産技術の仕事をしていけば会社からも評価されて大きなやりがいを感じること間違いなしです。
逆にこうした視点で仕事ができていない生産技術エンジニアが多すぎます
生産技術エンジニア以外でも重要な切り口
私は現在、技術開発部門から企画部門に異動して戦略コンサルタントとして働いています。
実は戦略を考える上でも先ほどの3つの視点は欠かせないものです。
ここから外れた戦略はイマイチなことが多いです。
まとめ
生産技術の仕事のやりがいを3つ解説しました。
こらから生産技術を志望される方はぜひこの記事を参考にしてみて下さい。