生産技術の仕事は負け組?【世界一の生産技術をもつ会社員の考察】

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生産技術の仕事をしているあなた

あなた
生産技術の仕事って忙しい…!
もしかして生産技術ってハズレの仕事?
負け組の仕事なんじゃないかな?

こんな疑問に答えます。

この記事の内容

生産技術が負け組と言われる理由がわかります

生産技技術の仕事がきつ過ぎだと思いませんか?

無理して仕事を続けていると、あなたの身体を壊して取り返しのつかない損をする可能性が高くなります。

生産技術は負け組の仕事。というのは半分真実です。

もしあなたが負け組の会社にいるなら今すぐ環境を変えましょう

てってぃ
世界一の生産技術力を持つ会社で9年のキャリアをもつ私が解説します

生産技術は負け組と言われる理由

名ばかりの生産技術が多過ぎる

負け組の生産技術の特徴は技術を持っていないこと。

これが「負け組」と呼ばれる理由です。

なぜなら技術を持たない生産技術者は生産設備にトラブルが起こっても自分では何も解決できません

例えば、自分で解決するには製造プロセスの原理・原則、生産装置のメカの機構・制御のプログラムを理解する必要があります。

技術を持たない生産技術者は、トラブルが起こると外の生産装置メーカーを電話で呼んで「何とかして」と指示を出すだけ。

これが負け組の生産技術にできるすべてです。

そこに成長の余地はない

万が一あなたが技術を持たない会社にいるなら危険です。

なぜならあなたのスキルが育たず、負け組にまっしぐらだからです。

あなたの成長が見込める環境を探しましょう。

あなた
技術を持っていないのは中小企業だからなんでしょ?

と思う人もいると思います。しかし、それはとんでもない誤解です

SHARPは生産技術がないからダメになった

元・SHARP社員で現在は独立している人の経験です。

SHARPは液晶ディスプレイで「世界の亀山モデル」とも称えられるほど一世を風靡しました。それが今は皆さんご存じの通りの状況です。

その理由はSHARPが生産技術を持っていないから。つまり生産装置は外部に丸投げしたのです。

結果、装置メーカーが製品として液晶ディスプレイの生産装置を中国や韓国に売り飛ばし、技術が流出。SHARPの競争力が衰えました。

誰もが知っている大企業でさえも生産技術を自社で持っていない会社はザラにあります

仕事がきついのは事実

「でも生産技術の仕事はきつい」という意見もあります。

これは事実です。

なぜならメーカーはものを作ってなんぼの商売です。もし製品の生産が停まればそれだけ利益が減ります。

生産技術は利益の源泉

例えば、私の会社は消耗品が利益の屋台骨です。

消耗品は完全無人の自動機組立装置で量産しています。

だからすべてのリソースを投入してでも生産装置のトラブルに対応します。

会社の利益の源泉なので、仕事はハードになります。

生産技術で稼いでいる会社

技術を持っている会社は強い

生産技術を持たない会社はヤバイです。そのうちに衰退することは確実です。

一方で生産技術で稼いでいる会社もあります。

なぜ稼げているかというと、彼らは技術を持っているから。

例えばなぜトラブルが発生した場合に、

・なぜ発生したのか?

・どう対処すればよいのか?

を自分たちで判断できるのです。

差別化された他社は真似できない

こうした経験が会社の中に蓄積されれば、他社との差別化につながります。

その結果、競合他社より品質の良い製品をより効率的に作ることができるので、自然と強い企業になります。

さらにそうした技術を持っていれば自分たちで生産装置を内製することもできます。

生産装置を内製して稼ぐ

私の会社は消耗品で稼ぐビジネスモデルを築き上げました。

なぜ実現できたのかというと生産装置を内製したからです。

利益率の高い商品を高速で組み立てる生産装置を内製しました。

これは莫大な利益を生み出す装置です。まさに金の生る木です。

あなた
でもどこの会社が生産技術に強いなんてわからないよ

と思う人もいると思います。競争力の源泉である生産技術は極秘なので、世の中に情報はころがっていません。

しかし、意外なところから生産技術が強い会社か知ることができます。

会社の採用情報を見ればわかる

新卒採用や既卒採用の募集要項を見れば、その会社が生産技術に力を入れているかがわかります。

トヨタは生産技術に力を入れていることで有名です。製品開発より生産技術の立場が強いという珍しい会社です。

さらに村田製作所も生産技術に力を入れいます。

技術を持った会社であなたの専門性を磨けば、どの会社からも必要とされる人材になれます。

あなた
やばい…うちの会社は技術なんて持ってないよ

と焦る気持ちを持てたあなたはチャンスです。

今この瞬間に行動を起こしましょう

結局、生産技術は負け組なの?

技術が好きかどうか

生産技術が負け組と捉えるかは、あなたが技術を好きかどうかによります。

なぜなら生産技術は技術のすそ野がとても広く、技術屋にすれば仕事に事欠かないから。

生産技術は組立技術、加工技術、検査技術に分解でき、それぞれメカ、エレキの専門が別れます。

好きなことをしているが最強

私は企画の立場で仕事をしていますが、どの技術領域にも優秀なエンジニアが多いです。

好きな事を仕事にしてる人は最強だと思います。

さらに技術以外のスキルを見つければ向かうところ敵なしです。

私は負け組だと思う理由

私は生産技術は負け組だと思います

なぜなら私は技術より人と信頼性を築くことにやりがいと感じるから。

だから企画という立場で生産技術のエンジニアを統括するプロフェッショナルとして働いています。

まとめ

「生産技術は負け組の仕事」というのは半分本当です。

技術を持っていない会社にいても将来は暗いです。

負け組になりたくないなら今すぐ行動に移しましょう。

環境を変えれば10年後も一流の生産技術エンジニアとして活躍できますよ。