製造技術と生産技術の違いとは?【10年の経歴を持つ私が解説】

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製造業で働きたいあなた。

あなた
メーカーで働こうと思ってる!
生産技術と製造技術の違いってなに?
どんな違いがあるのか知りたいな!

こんな疑問に答えます。

この記事の内容

✔ 生産技術と製造技術の違い分かります

生産技術と製造技術は似たような言葉で混乱しますよね。

正しい意味を知らないと、あなたが思わぬ恥をかく可能性が高くなります

是非この記事を最後まで読んで、 生産技術と製造技術の違いを正しく理解しましょう。

てってぃ
生産技術で10年以上のキャリアを持つ私が解説します
注意
会社によって定義は異なる可能性があるむね承知おき下さい

製造技術と生産技術の違いをズバリ言う

2つの違いを一言で表すと以下の通りです。

生産技術→生産装置に関する技術

製造技術→作業者に関する技能   

詳しく解説していきます。

製造技術とはどんな仕事?

一般的な定義

製造技術には一般的な定義がありません。

ぜなら製造技術とは会社ごとで意味が異なるからです。

製品を造るための技術であり、とても広い意味を持ちます。

作業者を担うのが製造技術

製造技術とわかりやすく噛み砕くと、作業者に着目して無駄を徹底的に排除して生産性を高めること、と定義できます。

なぜならもともとはトヨタ生産方式の考え方が根底にあるからです。

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作業者に着目するとイメージがつきやすいです。

・作業者が生産装置の間を行ったり来たりしている
→生産設備を工程順に並べて近接化する

・多数の作業者が品質チェックをしている
→品質の規格が適切か製品開発に確認する

・作業者が生産装置の段取り替えに3時間を要している
→段取り時間を短縮する

ということ。

作業者に着目して無駄を排除して生産のリードタイムを短縮することが製造技術の使命です。

生産技術とはどんな仕事?

一般的な定義

具体的に「もの」を作っていく際に、設計する工程(計画)と、それに従い実際に「もの」を作り出す工程(生産)をつなぎ、いかにして品質高く、作りやすく、効率的に生産するか、という方法を工程として設計する技術

出所:Wikipedia

と書かれていますが、分かりづらいですよね。

生産技術のプロである私でもぴんと来ません。

生産装置を担当するのが生産技術

生産技術とは、高い品質の製品を効率的に作るための生産装置を開発、設計、導入する仕事です。

会社の利益の源泉は生産技術にあるといっても言い過ぎではありません。

生産技術は生産装置を実現する技術に重きを置いてるのが特徴です。

材料・プロセス・装置の3大要素

生産技術は材料、プロセス、装置から構成されます。

例えば金属部品を切削する場合、長時間削って摩耗が少ないバイト(刃)の材料は何か?

ワークの回転速度をいくつにしてバイトの送り速度で充てれば所望の精度で加工できるか?

プロセスを実現するには、どんなスペックのモーターを積んで、どれだけの剛性を装置に持たせればいいか。

を生産技術が検討し、必要に応じて開発を行います。

生産技術が強い会社の見分け方

生産技術で稼いでいる会社の特徴は、生産装置の開発、設計、製造部門を持っていることです。

そういう会社はメカとエレキの技術者を抱えていて、生産装置の全ての問題を対処できます。

生産技術に強い会社の例

生産技術が弱い会社の特徴

一方、ダメなのは仕様書だけ書いて外部メーカーに生産装置を丸投げしている会社。

こうした会社はトラブルが発生しても、電話で外部メーカーを呼ぶことしかできません。結果、工場の人間からも頼りにされません。

生産技術と製造技術の違いは?

工場を俯瞰するのが製造技術

製造技術の方が広い視野で工場を見る必要があります。

なぜなら生産のリードタイムは工場の入から出までを見るから。

例えば物流工程に無駄があればAGV(無人搬送車)を走らせます。

組立工程の作業者に無駄があれば、最適なレイアウトに変更して無駄を排除します。

ここで、生産装置に無駄があるなら生産技術の出番です。

生産装置を担当するのが生産技術

例えば2つの生産装置にサイクルタイムの違いがあると、それらの間には作りかけの製品である仕掛(しかかり)が生まれます。

仕掛はゼロにしなければいけません。

なぜなら仕掛は何の付加価値を生まないから。

付加価値を生まないばかりか、わざわざ移動させるという搬送の無駄が生じるのです。

世の中にない装置をつくる

生産技術は仕掛をゼロにする生産装置を構想、設計、導入します。

当然、そんな装置は売っていないので自ら開発しなければなりません。

具体的には2つの生産装置をつなげた一貫装置を開発するのです。

世の中にない装置を生み出す生産技術の腕の見せ所といえます。

求められるスキル

人と人をつなぐコミュニケーションのスキル

これがもっとも重要です。

なぜなら製品開発と製造現場をつなぐ役割を果たすのが生産技術や製造技術だからです。

彼らの仕事がなければ製品を作ることはできません。

技術の専門領域はあって当たりまえ

スキルと聞くと、メカ・エレキ・ソフトといった専門領域を思い浮かべると思います。

厳しめな言い方をすれば、こういったスキルはあって当たり前です。

もし今なくても仕事をしながら習得すればいいんです。

てってぃ
企画職からメカ設計者としてキャリアを積んだ経験から言うと、専門なんて後からついてきます

10年後も必要とされる人材になろう

1~2年仕事をすれば専門性なんていやでも身につきます。

出世できる人とできない人の違いがコミニケーション能力なのです。

こうした技術以外のスキルも身に着けると10年後も必要とされる人材になれますよ。

まとめ

生産技術と製造技術の違いは以下の通りです。

生産技術→生産装置に関する技術

製造技術→作業者に関する技能   

着目するのがモノかヒトに違いがあるのがポイントです。

生産技術と製造技術の違いが分かったので、次は「生産技術についてもっと詳しく知りたないな!」と思いましたよね。

入る会社を間違えると負け組の仕事になってしまいます。

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