こんな疑問に答えます。
✔ 大企業に技術力がない原因とあなたがとるべき行動が分かります
大企業のメーカーなのに技術力がないとお悩みではないですか?
技術力がないメーカーにい続けると、あなたはまったく市場価値のないエンジニアになっています。
技術力がない原因は会社ではなく、仕事の進め方に問題があります。
是非この記事を最後まで読んで10年後も必要とされる人材になりましょう。
外に丸投げする大企業には技術力がない
外に仕事を丸投げしている会社は技術力がありません。
なぜなら社内に貯まるはずだった技術を自ら流出させているからです。
私はメーカーに勤める生産技術エンジニアで、生産装置を開発するのが仕事です。
仕様書を書いて外に設計させる
「こんな装置を作って欲しい」が書かれたのが仕様書です。
技術力がない大企業は仕様書を作って、外のメーカーに設計をさせています。
楽だから丸投げしている
私も装置を設計していた経験があるので分かりますが、設計を丸投げできると楽チンです。
仕事は楽だがあなたが成長しない
外に設計の仕事を丸投げしていると、あなたのスキルは何にも上がりません。
特にデザインレビュー(設計の進捗チェック)をしてると技術のなさがもろに出ます。
下請け会社の方が技術力があって辛い
技術力がない大企業の3つの特徴
技術力がない大企業には3つの特徴があります。
いい加減な仕様書を書いて外に丸投げして
設計ができるエンジニアがいない
発注先を安さだけで選んでる
詳しく解説していきます。
いい加減な仕様書を書いて外に丸投げしてる
技術力がないエンジニアが作った仕様書はゴミみたいなものです。
なぜならダメな仕様書で作られた装置で製品を作っても良品が作れないから。
不良品の山を作る装置のできあがりです。
装置がいつまでたっても立ち上がらない
トラブル続きの装置は悲惨です。
オペレーターが張り付いてお世話をする必要があり、人件費がかかります。
不良品を作る材料ロスもばかにはなりません。
赤字を垂れ流し続けるまさに会社のお荷物です。
設計ができるエンジニアがいない
技術力のない大企業には設計できるエンジニアがいません。
なぜなら設計を経験できる環境がないからです。
あったとしても、製品を組み立てる治工具(人の作業をしやすくする工具)程度の設計の仕事です。
大した技術は身につきません。
課長が部品図ひとつすら検図できない
図面が正しくひけているかチェックすることを検図といいます。
技術力のない会社は検図すらまともにできない課長がいます。
発注先を安さだけで選んでる
技術力がない大企業に限って、お金の安さだけで発注先を選んでいます。
技術が分からないから、値段でしか良し悪しを判断できないのです。
とりあえず見積もりを取って、「こっちの方が安いから」と発注先を選びます。
想定しないトラブルで高くつく
安いのには理由があります。
装置を作る上で重要な仕様が抜けていたりすると、追加のお金が必要となります。
改造費などが積みあがって結局、高くなることはザラにあります。
大企業に技術力がない理由【仕事の進め方の問題】
大企業に技術力がない原因は仕事の進め方にあります。
アウトソーシングの名の下に大事な仕事を外注して、技術力を身につける機会を放棄しているのが原因です。
こんなことを言うと
と思う人もいますよね。
技術力は企業が勝ち抜くために最も重要です。
「人件費が高いから設計を外注する」は勝ち抜くことを諦めるのと同じ意味です。
技術力がないから悪循環に陥っている
↓
・不良品を量産する装置ができトラブル続出
↓
・担当者はトラブル対応で消耗する
↓
・次の装置の仕様書も適当になる
管理職もヤバさに気が付いていない
恐ろしいのは、この仕事をの進め方が当たり前になっている管理職です。
トラブルに対応するの仕事と思い込み、課長や部長が問題意識をもっていないことです。
担当者はどんどん消耗して、楽になることがありません。
手の施しようがない状態
私は技術力のない部門と仕事をしていますが、「どうしようもないな…」と思います。
トラブルの原因を誰も把握していないからです。
「たぶんこうだろう」という推測で対策を打っているので、装置のトラブルが収束しないのです。
技術力がない大企業に入ってしまったときの対処法
対処法はシンプルです。
1秒も早く技術力がない部門から脱出する。
これに尽きます。
無意味な仕事で消耗し続けてもあなたの成長は見込めません。
技術力のない会社や部門にいればいるほど、あなたの機会損失になっています。
会社の制度を使って他の部門に異動する
大企業であれば、上司を通さずに担当者が希望する部門に異動できる制度があります。
これを使います。
と疑問を持つ人もいると思います。
大企業でも高い技術力を持つ部門もある
私の会社で見てきたダメな部門の例を紹介してきました。
一方で、私の部門は装置の設計も手掛けているので、めちゃくちゃ高い技術力をもっています。
生産技術に関しては世界一といっても言い過ぎではありません。
同じ会社であっても部門によって高い技術力を持っていることがあります。
設計の経験を積める部門がいい
生産技術エンジニアは、装置を設計する経験を積める部門を選びましょう。
設計の経験があるエンジニアは強いです。
開発部門に移っても的を得た装置の仕様書が書けるし、私の様に企画部門でも技術者目線で仕事ができます。
子会社に装置製造会社があればラッキー
私の会社は装置を製造することに特化した子会社を持っています。
設計を学ばせるために数年間、見込みのある人材が出向します。
あなたの会社にもこうした人材ローテーションの仕組みがあるなら使わない手はありません。
それでもだめなら会社を変える
もし、異動が難しいなら新しい会社を探しましょう。
下請けの設計会社はおすすめしない
設計の経験を積みたいからといって、下請け会社を選ぶのはやめましょう。
なぜならあなたが消耗する可能性が高いから。
例えば発注元が技術力のない大企業だと、一緒に働いていて苦痛です。
世界トップシェアを持っている会社を選ぶ
技術力のある会社を見極めるのは簡単です。
世界でトップシェアを持っている会社を選べばいいのです。
こうした会社を選べば確実のあなたのキャリアアップにつながります。
まとめ
大企業に技術力がないのは、重要な仕事を外注しているからです。
穴の開いたバケツに水を注ぎ続けるように、いつまでたってもあなたは成長はできません。
大企業でもほかの部門は高い技術力を持っていることがあるので、まずは異動しましょう。
それが叶わなければ、世界トップシェアを持つ会社に転職するのも手です。
大企業に技術力がない原因とあなたがとるべき行動が分かったので、
次は「おすすめの転職エージェントを知りたいな!」と思いましたよね。他の記事では私が実際に使ってよかった転職エージェントをランキングで紹介しています。
ぜひご覧ください。
大企業にいても成長できないのかな?
技術力がないときはどうすれいいのか知りたい!