こんな疑問に答えます。
✔ 大企業の生産技術エンジニアが使えない理由が分かります
あなたはダメなエンジニアになっていませんか?
この記事に当てはまるとあなたのエンジニアとしての市場価値は下がっている可能性が高くなります。
技術力のある会社でキャリアを積むのがポイントです。
是非この記事を最後まで読んで、10年後も必要とされる人材になりましょう。
大企業には使えない生産技術エンジニアが多すぎる話
先日こういったツイートをしました。
ツイートの通り、「この人なんの仕事やってるの?」と思ってしまう生産技術エンジニアがいます。
大企業のエンジニアが使えない件
私は9年間、生産技術の仕事に携わりダメなエンジニアを見てきました。
個人のスキルが低いという次元の話ではなく、組織の仕事の進め方に問題の本質があります。
1番の被害者はあなた
1番の被害者はダメなエンジニアというレッテルを貼られてしまうあなたです。
続出するトラブルの最前線で、休日出勤をしながらトラブルを潰し込んでいるのにむくわれません。
もし、この記事の内容に思い当たる点があるなら、あなたの将来を考えた方がいいかもしれません。
大企業にいる使えない生産技術エンジニアの特徴
使えな生産技術エンジニアの特徴は3つです。
トラブルの原因が分からない
装置メーカーに電話するのが仕事
工場に丸投げして終わり
詳しく見ていきましょう。
トラブルの原因が分からない
装置にトラブルが起きてもあなたは原因が分かりません。
なぜなら装置のことがなんにも分かっていないから。
大企業の生産技術エンジニアの多くは装置の仕様書しか書きません。
しかも中身のない仕様書なので、実際の装置のことなんて知らないのです。
原因が分からないから筋の悪い対策しか打てない
と焦る気持ちもとても分かります。
製品を出荷できない事態はなにがなんでも避けなくてはいけません。
だからあなたは「たぶんこれが原因!」と思って、解決策を取ります。
成功するかはイチかバチかです。
その結果、いつまでも良品が作れず装置が立ち上がりません。
装置メーカーに電話するのが仕事
トラブルが起こっても、あなたは装置メーカーに「何とかして」と電話することしかできません。
なぜなら装置をいじるスキルがないから。
装置の仕様書しか書いていないからできなくて当然です。
でもこれには大きな問題があります。
技術ノウハウがあなたに蓄積されない
大企業のエンジニアほど指示を出すだけです。
装置を改造したりするのは外部の装置メーカーなので、技術ノウハウは彼らに貯まります。
あなたには何も知見が残らないので、大企業に何年いても技術者として成長しません。
いつまでたっても使えないエンジニアのままなのです。
工場に丸投げして終わり
製品の立上日程を迎えると、あなたは装置を工場に丸投げして現場を去ります。
トラブルの真因がつかめていないので、いつトラブルが再発するかヒヤヒヤしながら会社で仕事をします。
工場の製造現場の人はまじめなので、自分たちでどうにかトラブルを解決しようとします。
工場とへだたりが生まれる
大企業の生産技術エンジニアほど、生産現場と仲が良くないです。
その原因のひとつが本社の生産エンジニアが使えないからです。
工場の製造部門はできの悪い装置を押し付けられても頑張ってどうにかしようとします。
でもあなたの知らないところで
「本社のエンジニアはマジで使えない…」
と陰口をたたかれているかもしれません。
使えない生産技術エンジニアが大企業に多い理由
使えないエンジニアが大企業に多い理由は3つあります。
プロセスを理解していない
装置設計の経験がない
装置の仕様書が書けない
それぞれ解説していきます。
プロセスを理解していない
使えないエンジニアは漏れなく生産技術のプロセスを理解していません。
なぜなら製品開発部門の情報をうのみにして、実験などで確かめていないから。
大企業ほど組織の役割分担が明確なので、こうなりがちです。
生産技術プロセスの例
例えばゴムでできた部品を作るプロセスはこんな感じです。
・固まるまでに何℃で何秒間、必要か
・形状が安定するまで何分か
これが本来つかむべきプロセスの例です。
装置の設定温度しかみていない
よくありがちなミスが装置のヒーター温度しか見ていないことです。
重要なのはゴム材料の温度を確認すること。
装置のヒーター温度が500℃になっているからといって、金型に入ったゴム材料が500℃とは限りません。
熱損失でゴムの温度は480℃になっているかもしれません。
装置設計の経験がない
大企業のエンジニアが使えないのは装置設計の経験がないからです。
組図・部品図まで設計した経験があれば、トラブルが起こったときに装置をこうやって改造しようと考えられます。
大企業ほど外に委託しがち
しかし、実際は自分たちで設計しないで外の装置会社に委託しがちです。
大企業は人件費が高いのがその理由です。
子会社に装置会社を持っている大企業であれば、育成のため数年間出向させて装置設計を学ぶ取り組みをしている会社もあります。
あなたの会社にこういった環境が無ければ危機感を持たないとヤバいです。
装置の仕様書が書けない
使えない理由は装置の仕様書がまともに書けないことです。
プロセスも装置設計の経験もなければ、仕様書が書けなくて当然です。
ダメな装置を作ってしまう
大企業の人ほど失敗します。
装置の規模が大きいので金額が高く、1億円の装置を作ったけどすぐ捨てるなんてことになります。
あなたは自分の無能っぷりに絶望することはありません。
問題の本質は仕事の進め方であって、あなたのせいではありません。
大企業で使えない生産技術エンジニアにならないために
結論から言うと、技術力のある会社で働きましょう。
装置の内製化をしていることがポイントです。
世界No1シェアを持つ会社の例
以下で紹介しているのは、世界No1シェアを持ち、営業利益率が10%を軽く上回る超優秀な企業です。
技術力のある会社で働く
生産技術エンジニアなら転職して、あなた自身の市場価値を上げることができます。
なぜなら日本は働き手が減少して、工場の自動化のニーズは高まる一方だからです。
あなたの経験を上手くアピールすれば、どこの会社からも必要とされる人材になれます。
と思う人いますよね。
まずは転職エージェントに登録しよう
転職エージェントを使えば転職の成功の確率をグンと高めることができます。
完全無料で使えるので安心して登録できます。
私が使ってよかった転職エージェントは別の記事で解説しています。
まとめ
大企業に使えない生産技術エンジニアが多い理由は3つあります。
プロセスを理解していない
装置設計の経験がない
装置の仕様書が書けない
技術力のある会社で経験を積むのが1番です。
使えないエンジニアが多い理由が分かったので、次は「転職エージェントに登録してみようかな!」と思いましたよね。
今の環境にいてもあなたの市場価値は横ばいか落ちていく一方です。
今すぐ行動を起こして、10年後も必要とされるエンジニアになりましょう。
使えない人が多いって本当?
理由を知りたいな!