こんな疑問に答えます。
✔ 石川康晴ってどんな人かがわかります
結論から言うと、石川康晴(いしかわやすはる)氏は株式会社ストライプインターナショナルを設立した日本の実業家です。
元SMAPの香取慎吾氏とも交流があることで有名です。
この記事では石川康晴氏について詳しく解説していきます。
石川康晴のプロフィール
石川康晴氏のプロフィールは以下の通り。
名前 | 石川 康晴 |
なまえ | いしかわ やすはる |
生年月日 | 1970年12月15日 |
出生地 | 岡山県 岡山市 |
職業 | 株式会社ストライプインターナショナル代表取締役社長 公益財団法人 石川文化振興財団 理事長 内閣府男女共同参画局推進連携会議議員 |
岡山県出身の実業家です。
earth music&ecologyで有名なアパレルの会社を設立しました。
洋服に興味を持ったきっかけ
日本舞踊をたしなむ祖母をきっかけに服に興味を持った石川康晴氏。
中学時代はお小遣いのすべてをつぎ込むほどの洋服好きでした。
洋服屋の店主から
「そんなに好きなら自分で事業をやればいい」
と言われたことをきっかけに起業を決めました。
元SMAPとの香取慎吾氏とも交遊がある
起業家として成功した石川康晴氏は芸能界とも交友関係が広いです。
Twitterには元SMAPの香取慎吾氏もたびたび登場
Twitterのプロフィールにも香取慎吾氏の名前が記載されています。
プライベートで深い親交があるのでしょうね。
石川康晴の学歴,経歴
石川康晴氏の学歴を見ていきましょう。
「実業家だからすごい学歴を持っているんでしょ?」
と思う人もいますね。
実はそれは勘違いです。
高学歴だからといってビジネスで成功するわけではないのです。
石川康晴氏の学歴
中学、高校は地元の岡山県内の学校に通われました。
その後の学歴は以下の通り。
・大学:岡山大学経済学部経済学科夜間コース
・大学院:京都大学院MBA
「京都大学?めっちゃ高学歴じゃん!」
と思う人もいますよね。
実はMBAを取得されたのは40歳を過ぎてからです。
石川康晴の職歴
石川康晴氏は自分で立ち上げた会社のほかに、
海外法人のオーナーや株式会社の代表を務めていました。
2016年時点で7会社と1財団の代表を務めています。
主な職歴は以下の通りです。
・1999年 主力ブランドearth music&ecology
事業開始
・2002年 株式会社クロスカンパニーへ変更
宮崎あおいさんを起用して有名になった
「earth music&ecology」のブランドを1999年に立ち上げました。
有名なブランドなので知っている人も多いですよね。
2014年には「KOE(コエ)」というブランドを立ち上げます。
欧米進出を狙ったブランドで、
環境や人権にやさしいフェアなサプライチェーンをコンセプトに掲げています。
はじめは紳士服チェーンに就職
専門学校を卒業した後は紳士服チェーンの会社に就職しました。
百貨店や婦人アパレルの会社からも内定をもらいましたが、
「一番勢いのある会社」という理由で紳士服チェーンを選択。
猛烈な働きぶりが評価され、入社して2年半で「課長にならないか?」と部長から提案がありました。
でもそこで退職を決めます。
23歳の若さで起業
300万円を資金にして4坪のお店を岡山県にオープンします。
若すぎるという理由で国内メーカーが取引してくれず、
海外から商品を仕入れていました。
月に一度は欧米に洋服の買い付けにでかけます。
これが他社との差別化になりました。
岡山のどこにもない品揃えになり、成功するきっかけになりました。
これが有限会社クロスカンパニーです。
ストライプインターナショナル株式会社へ
その後、クロスカンパニーからストライプインターナショナルへ社名を変えます。
2020年の決算は
・営業利益5億円
・営業利益率0.6%
石川康晴氏はー代で800億円規模の事業にまで成長させました。
石川康晴の現在の活動
石川康晴氏は2019年3月から、
男女の人権尊重や政策立案への女性の参画などを目的とする
内閣府の男女共同参画会議の議員を務めていましたが現在は辞任されています。
ちなみに2020年にストライプインターナショナルの代表も辞任されました。
現在は公益財団法人石川文化振興財団の理事長として、
文化、経済、教育といった社会貢献活動に注力しています。
公益財団法人石川文化振興財団とは
石川康晴氏が現在理事長を務めている公益財団法人石川文化振興財団とはどのような組織なのでしょうか。
概要
公益財団法人石川文化振興財団の概要は以下の通りです。
名称 | 公益財団法人 石川文化振興財団 |
所在地 | 岡山県岡山市北区幸町2-8 |
設立 | 平成26年8月25日 |
理事長 (代表理事) | 石川康晴 |
事業内容 | 芸術文化支援事業 美術品の収集、保存、展示及び貸与事業 グローバル人材の育成事業 地域振興事業 その他この法人の目的を達成するために必要な事業 |
プロジェクト内容
公益財団法人石川文化振興財団では
現代アート作品を無料で鑑賞できる「A&C」
3年毎に開催される「岡山芸術交流」
岡山の若手経営者育成を目的とした「オカヤマアワード」
などのプロジェクトを実施しています。
主に岡山の地域活性化や未来を担う若者の教育に邁進したいという石川康晴氏の想いのもと、事業が展開されています。
これまでの活動
石川康晴氏はこれまでアパレル以外にも様々な活動を行っていました。
SDGsの取り組みに注力
石川康晴氏は、SDGsの取り組みに注力されていました。
SDGsはエス・ディー・ジーズと読みます。
日本語では持続可能な開発目標という意味です。
とても簡単にいえば
「地球環境のために良い事しようぜ」
という理解でよいかなと。
世の中の廃棄問題に取り組む
あまり知られていませんが、捨てられるお花の量は少なくありません。
一説によると、生花店の30~40%が廃棄されてしまう現実があります。
石川康晴氏はこの問題を解決するために株式会社ストライプインターナショナルにてドライフラワー事業を始めました。
新ブランドの強化に注力
「earth music&ecology」に続くブランドの育成にも取り組まれていました。
欧米進出を狙ったブランドKOE(コエ)です。
軌道修正による危機からの脱却
石川康晴氏は、これまでに様々な困難を軌道修正や方向転換によって乗り越えてきました。
倒産危機で生まれた「earth music&ecology」
セレクトショップオープン後、海外から洋服を買い付けることが他店との差別化につながり、年々売上を上げていくほどの成功をおさめましたが、更なる売上増加のために販売価格を上げていったところ、オープンから5年で赤字転落してしまいました。
更にそんな石川康晴氏のやり方にはついていけないと、従業員の大半が辞めてしまいます。
そんな倒産寸前の状態で、石川康晴氏は海外から買い付けを行う高級志向のセレクトショップをやめ、自社で製造した製品を自社の店で販売するSPAへの参入を決意しました。
そうして生まれたのが「earth music&ecology」であり、この大幅な軌道修正によって倒産危機を免れました。
CMでのPRにより認知度17%が80%へUP
CMでのPRを行う前、競合ブランドの出現により、既存店の業績が低迷していた時期がありました。
そこで石川康晴氏は競合との差別化を図るために、当時アパレル業界では効果が薄いとされていたCMでのPRを行うことを決意します。
すると、CMによる効果は大きく、CM放送前はストライプインターナショナルのブランド認知度が17%ほどだったのに対し、CM放送後は認知度が80%台までアップしました。
これにより競合との差別化を図ることに成功し、認知度と売り上げの関係性についてもデータを取ることができました。
また、宮崎あおいをCMに起用していた頃、「earth music&ecology」は20代の洋服という印象がついたことを受け、当時10代の広瀬すずや40代の鈴木京香も起用することで、全世代向けの洋服であるという認識を与えることに成功しました。
深夜残業が蔓延するブラック企業を全員定時帰社の会社に
現在のストライプインターナショナルではほとんどの本社社員が定時帰社していますが、深夜残業が蔓延し、ブラック企業と呼ばれていた頃もありました。
メディアの印象操作は凄まじく、当時の内定者の3分の1が辞退するほど大きな影響でした。
そこで石川康晴氏は残業時間削減のために十数億円を投資して機器を導入や人員の増加、会議時間の削減や業務の断捨離を行いました。
そうして社内改善を行い全員の定時帰社が実現するまでに、実に5年以上もかかったそうです。
会社を変えるためには膨大な投資費用と時間がかかることから、なかなかブラック企業から抜け出せない会社も多いです。
そうした中でも、やると決めたらやり通す石川康晴氏の強い意志がありました。
賞歴・認定歴
石川康晴氏の実績が称えられ、様々な賞を受賞しました。
の事業者部門を受賞
2009年:「心豊かな岡山っ子応援団」および
「政令指定都市移行・市制施行
120周年」感謝状を授与
2013年:「EY Entrepreneur Of The Year 2013
Japan」でナショナル・アントレプレ
ナー・オブ・ザ・イヤー部門を受賞
2014年:起業家世界大会(モナコ)へ
日本代表として出場
2016年:第18回起業家賞の大賞を受賞
「えるぼし認定」
「PRIDE指標」でゴールドを獲得
「JAPAN WOMEN AWARD
[1,000人以上の部]」で6位を受賞
2017年:経済界大賞のライジング賞を受賞
おかやま子育て応援宣言企業
「岡山県知事賞」を受賞
「健康経営優良法人2017
(大規模法人部門)~ホワイト500
~」に認定
第14回企業フィランソロピー大賞
の企業フィランソロピー賞を受賞
「イクボスアワード2017」
特別奨励賞を受賞
2018年:ベストドレッサー賞を受賞
2019年:西日本豪雨災への寄付活動等により
紺綬褒章を受章
第7回プラチナ大賞の「地域人財
育成賞」を受賞
石川康晴の自宅
アパレル系の社長をされていた石川康晴氏がどんな自宅に住んでいるか気になりませんか?
きっとすごい豪邸と思いますよね。
やっぱり社長の自宅は広い
こんなにたくさんの人をも呼べる自宅ってうらやましいですよね。
自宅の家具のセンスが高い
いったいどのお店に行けばこんなカラフルな天井を選べるんですか…!
趣味はアートの収集
ご自宅でアートの収集にも取り組まれています。
ZOZOの前澤さんをはじめ、お金がある人はアートをたしなまれるんですね。
経営に役立つ石川康晴の著書
石川康晴氏はこれまでに4冊の著書を出版しています。
アースミュージック&エコロジーの経営学
石川康晴氏の初めての著書です。
当時の株式会社ストライプインターナショナル(クロスカンパニー)は女性9割の全員が正社員の会社であり、売上高は10年で22倍に増加していました。
その強さの理由や経営戦略に迫ったー冊となっています。
学びなおす力 新時代を勝ち抜く『理論とアート』
石川康晴氏の実体験をもとに、学び続けることの大切さや、アートから学んだ思考をビジネスに応用する方法について実際の事例を交えて紹介している著書です。
「出る杭」を引き上げ、育てる経営への転換
株式会社ストライプインターナショナルにて、ゼロから1をつくり上げた石川康晴氏が、更なる経営拡大期に入ってリスクを抑えながら人材育成と事業拡大を図ろうとしている内容が記されています。
新世代CEOの本棚
ホリエモンとして有名な堀江氏やLINE元CEOの森川氏ら10人の新世代CEOたちとの共著となっています。
各CEOらの愛読本が紹介されており、石川康晴氏は、経営危機を救ってくれた「商売心得帖(著者:松下幸之助)」について紹介しています。
まとめ
石川康晴氏はアパレル業界で成功された実業家です。
23歳の若さで起業して、earth music&ecologyで有名なブランドを確立しました。
現在はストライプインターナショナル株式会社の代表取締役社長は辞任して、社会貢献活動に注力されています。
起業家である石川康晴氏の次のチャレンジに注目ですね。
アースミュージック&エコロジーをやった人だよね?
どんな人なのか知りたいな!