
こんな疑問に答えます。
✔ 30代で転職すると年収が下がる原因と対策が分かります
30代になって転職したいと思いませんか?
今の会社に10年いると、次のキャリアを考えるのは当然です。
行動しないでいると40代になってから「転職していればよかった…」とあなたが後悔する可能性が高くなります。
年収が下がる転職は失敗でははありません。
この記事を最後まで読んで、新しいキャリアの第一歩を踏み出しましょう。

30代で転職して年収が下がる割合

転職すれば必ず年収が上がるという訳ではありません。
なぜなら全員が優秀な即戦力として迎え入れらえる訳ではないから。
30代で転職して年収が下がる人はあなたが思うよりも多いです。
30歳で転職した人の年収の変化

厚生労働省の調査によると30~34歳で転職した人のうち、年収が下がった人の割合は30%もいます。
ちなみに35~40歳で転職した人の年収の変化も同じ傾向でした。
1割以上年収が下がった30代は21%
また、転職した人のうち21%は1割以上年収が下がっています。
例えばあなたの毎月の手取りが30万円とすると、27万円以下のダウン。
3万円減るとけっこうきついですよね。
30代で転職して年収が下がる理由

結論から言うと、社格が下がると年収が下がります。
社格とは業界内におけるその会社のランク付け
例えば自動車業界では、社格がもっとも高いのはトヨタ自動車。
日産、ホンダ、三菱、スズキ、ダイハツ…となるにつれて、業界内におけるランク付けは下がっていきます。
要は有名な大手企業を最高峰として、次第に年収は下がっていくということ。

分かりやすくいうと大手企業は給料がいい
なんやかんやで、大手の有名企業ほど給料はいいです。
大手の精密機器メーカーに勤める31歳の私の年収は600万円ほど。
30歳のときにWebマーケティング会社に転職しようと選考を進めていましたが、年収が低くて驚きました。
転職エージェントから紹介された案件の例がこちら。
株式会社アドウェイズ:350~600万円
最高の条件で転職できたとしても今の年収と同じ…。
むしろ数十万円は下がります。
年収の面で言えば転職するメリットはありませんでした。
未経験の業界・職種への転職も年収が下がる?
ネットに出回っている記事でよく見かける主張が「未経験の業界・職種への転職は年収が下がる」です。
当たり前のことを言ってますよね。
ただ、私が転職活動した経験からいうとしっくりこないです。
社格が落ちなければ年収は落ちない
未経験の業界への転職は年収が下がるとは言い切れません。
私は未経験の業界に転職を試みた経験もあります。
精密機器メーカー ➡ 大手の航空会社
最終面接で600→650万円の年収交渉をしましたが、まったく難色は示されませんでした。
未経験の業界だから年収が下がる訳ではありません。
結局、社格か。と思いました。

30代で転職して年収を下げない方法

年収を下げないで転職するポイントは2つあります。
・競合他社に転職する
・給料の高い業界に転職する
詳しく解説していきます。
競合他社に転職する
1つ目はあなたが働いている同業他社に転職することです。
ライバル会社にとっては、優秀な人材を引き抜けるなら、多少コストをかけても転職してきて欲しいからです。
私の専門は生産技術なので、設備メーカーがライバルになります。
転職エージェントから紹介された求人がこちらです。
株式会社アルバック 550万円~800万円
最高で200万円の年収アップが期待できます。
この様に同じ仕事内容であってもライバル会社が必要とすれば好待遇で転職することができます。
社格を上げるチャンス
同業他社に転職するのは社格を上げるチャンスです。
なぜなら社格を上げるのは簡単ではないから。
あなたが今持っているスキルで年収を上げるチャンスは、ライバル会社にあります。
給料の高い業界に転職する
2つ目は給料の高い業界にいくことです。
ガツンと年収を上げるには手っ取り早い方法です。
精密機器メーカーに勤める私は、転職エージェントからコンサルの求人を複数紹介してもらいました。
アビームコンサルティング株式会社 500万円~1000万円
年収だけ見ると魅力的に感じますよね。
ハードワークを覚悟すべき
アビームで働く友人を見てると、ハードワークです。
家族に心配されながら在宅勤務をする様子をFacebookの投稿で知り、実感しました。
ただメリハリがあるのも事実で、友人はプロジェクトの間に2か月の育児休暇をとっていました。
一般的に夜12時過ぎまで働くのはザラにある業界なので、知っておきましょう。
30代の転職は年収にこだわらない

実際に転職活動をして思ったのは、年収にはこだわらないということです。
私は東京都内で妻と子どもと住んでいます。
毎月の手取り30万円、 つまり年収は360万円あれば不自由なく生活はできます。
転職のときに重要視したのは、年収よりも
・自分の好きな場所で働きたい
・家族との時間を大切にしたい
の2つです。
もっと言うと働き方を最重要視していました。
自分の好きな場所で働きたい
私は狭い都内の賃貸マンションに住みながら会社に通勤するのが嫌になりました。
入社して10年ほど都内に住んでいますが、息苦しいです。
リフレッシュするために私は直島に7年間、通っています。
直島は香川県と岡山県の間に浮かぶアートの島です。
パソコン1つ持って瀬戸内海を見ながら働きたい
瀬戸内海は穏やかで、本当に美しいです。
こんな場所で働きたいな~と思い、リモートワークができる会社に転職しようとしていました。
転職活動していたのは、2020年にコロナウィルスの影響で緊急事態宣言が出されていたときです。

家族との時間を大切にしたい
子どもが産まれてからいっそう、「家族との時間を大切にしよう」と思うようになりました。
私は定時帰りできますが、平日は子供と過ごせるのはたった2時間。
その間に子どもはどんどん成長していきます。
もっと一緒にいる時間を増やしたい。そう思うようになりました。
在宅勤務で働きたい
通勤時間がなくなれば1時間、長く家族と過ごせます。
私の会社はコロナでも在宅勤務が定着しなかったので、これが理由で転職活動していました。
2020年9月になって、いまの会社でも在宅勤務できる可能性が出てきました。
この様に30代のあなたが転職する理由は、年収以外にあります。
転職前に知るべき30代の月給

あなたが今どれくらい給料をもらっているかで、転職の必要性は変わってきます。
なぜなら生活に困るくらいの給料なら転職は有効な選択肢のひとつだから。
私は手取り30万円と言いましたが、みんながこれくらいの給料をもらえる訳ではありません。
手取りが30万円超えるのは大企業
厚生労働省によると、30代の毎月の給料は以下の通り。
男性 | 大企業 | 中企業 | 小企業 |
30~34歳 | 31.9万円 | 27.6万円 | 26.2万円 |
35~40歳 | 36.7万円 | 31.0万円 | 29.0万円 |
平成 30 年賃金構造基本統計調査 (厚生労働省)
30代前半で、30万円を超えるのは大企業だけです。
中規模の企業では30代後半になって、やっと30万円を超えます。
自分にはいくら必要なのかを考える
手取り30万円ないとヤバい!
とは思いません。物価の低い地方であれば30万円もなくても生活できます。
要はあなたが目指す生活を実現するにはいくら必要かを把握することが大切です。
年収に振り回されない転職の軸を持つことが重要です。
まとめ
30代で転職して年収が下がった人は30%います。
転職して年収が減る原因は社格が下がるからです。
同業他社や給料の高い業界に転職すれば、年収を上げやすいですよ。
ただし、30代は年収以外に理由があるはずなのでしっかり自己分析をしましょう。
転職して年収が下がる理由が分かったので、次は「おすすめの転職エージェントを知りたいな!」と思いましたよね。
私は航空会社の最終面接に落ちて、「登録しておけばよかった…!」と後悔しました。
登録は無料です。
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