個人事業主として活動しているあなた
「よし、開業届を出して受理されたぞ」
「確定申告は来年からだし、税務署から電話が来ることはまだ先だよね」
「え?確定申告をしてなくても税務署から電話が来るの?」
こんな疑問に答えます。
本記事の結論
先日、以下のツイートをしました。
この記事を読むと確定申告をしていない個人事業主であっても税務署から問い合わせの電話がかかってくることがわかります。
私の場合、業務を開始した日から2か月以内に青色申告承認申請書を提出していなかったので、翌年の申告は白色申告になってしまいますよ。
という内容の電話でした。
本記事の信頼性
この記事を書いている私は意識高い系のエリートサラリーマン。
サラリーマンの傍ら2019年7月1日に個人事業の開業が受理されて、個人事業主として活動をしています。
こうした経験に基づいているので信頼性があると思います。
税務署からの電話は突然
仕事中の不在着信
税務署からの電話は突然かかってきます。
あまりにも突然なのであなたも動揺することでしょう。
私の場合、仕事の打ち合わせを終えてデスクに戻りスマホを見ると、知らない番号から不在着信が入っていました。
転職活動が進行していることもあり、「面接の日程調整の電話かも!」「選考が進んだのかな」とワクワクしていました。
発信元を調べて騒然
不在着信の番号をGoogleで検索すると
蒲田税務署
という文字が…。騒然としました。
なぜなら私は開業届を出して個人事業主として活動をしていますが、確定申告はまだしていません。
従って何か税務署から問い合わせを受ける様なことはないと考えたからです。
開業届の出し方はこちらで詳しく解説しています。
電話がかかってくることがあっても慌てない
ゼッタイに無視しちゃだめ
税務署からの電話が来るととにかく不安になります。
なぜなら今までに税務署から電話がかかってきたことはなく、「何か悪いことしたかな?」と考えてしまうからです。
例えば税務署から不在着信を受けた私は、「なんで?なんで?」と15分くらい仕事が手につかずソワソワしていました。
「税務署からの電話って無視しちゃえばいいんじゃない?」と思う人もいると思います。
でもこれはおすすめしません。
もし税務調査に関する問い合わせだったら、税務署への心象を損なう恐れがあります。
税務署の電話対応は懇切丁寧
気持ちを落ち着かせて私から税務署に電話をしました。
代表窓口に不在着信があったことを伝えます。さらに自分の電話番号を伝えると担当者に繋いでくれました。
担当者から電話で伝えられたのは3点
- 提出された青色申告書の提出が開業後2か月を過ぎている
- 来年は青色申告ができないので白色申告をして
- 返送した青色申告書の控えを手書きで直して
ということをとても丁寧に教えてくれました。
私は税務署に人にあまり良い印象を持っていなかったこともあり、意外に感じました。これに関してはコチラの記事で詳しく解説しています。
私がおかしたミスはコチラ。
(2) 新規開業した場合(その年の1月16日以後に新規に業務を開始した場合)
国税庁HPより
業務を開始した日から2か月以内に「青色申告承認申請書」を納税地の所轄税務署長に提出してください。
私は開業届を6月提出して、青色申告書を8月に提出しました。業務を開業してから2か月が経過してしまっていたのです。
こうして税務署からの電話を切って、事無きを得ました。
税務署のことを知ろう
税務署が怖い理由
なぜ税務署からの電話が怖いかと言うと、我々は税務署というものをよく知らないからです。
特に税務調査を受ける立場なので知らない敵からの問い合わせは怖いものです。
敵を知ろう
従ってまずは敵を知ることが大切です。
私は実際に税務署に足を運んで問い合わせをしてみました。
「わざわざ行くのがめんどくさいよ」というあなたにはこちらの本を読むのをおすすめします。
この本を読むと税務署ではどんな人たちが、どんな仕事をしているのか、調査対象はどう選ばれ、どう調べられるのか。
といったことが税務署員の立場で語られています。
「商売人はみんな悪者だ!」と思って(税務調査の)仕事をしていた。
「税務署は見ている」P91より
という文書もあります。
悪者と思われている私たち商売人は、懇切丁寧に税務署に対応する必要があると実感しました。
まとめ
税務署から電話がかかってくると、初めは誰もが困惑します。
なぜなら税務署というものをよく知らないから。
まずは こちらの本で敵を知ることから始めましょう。