瀬戸内国際芸術祭にボランティアとして参加したいあなた
「こえび隊というのがあると聞いた」
「具体的にどんな活動をしているの?」
「メリットとデメリットを知りたいな」
こんな疑問に答えます。
本記事の結論
この記事を読むとこえび隊の具体的にどんな活動をしているかがわかります。
さらに私の実体験に基づいて、こえび隊として参加する2つのメリットと2つのデメリットを紹介しています。
本記事の信頼性
この記事を書いている私は2012年から8年連続で瀬戸内国際芸術祭を訪れているマニア。
2019年8月はこえび隊として瀬戸内国際芸術祭に参加しました。この経験に基づいているので信頼性があると思います。
瀬戸内国際芸術祭サポーターこえび隊とは?
芸術祭を支えるボランティア
こえび隊とは瀬戸内国際芸術祭には欠かせない存在です。
なぜなら 瀬戸内国際芸術祭は 彼ら・彼女らの活躍によって成り立っているからです。
具体的な取り組みは作品の制作や作品の受付といった運営です。活動の詳細は以下の通り。
作品制作のお手伝いや、芸術祭のPR活動、芸術祭期間中の運営、各島での催しのお手伝いなどをしています。芸術祭を開催していない間も、「ART SETOUCHI」と題して、アート作品の公開や様々なイベントが島々で行われています。こえび隊は、これらの活動に一年を通して関わることで、島と人とのゆるやかなつながりを保つ役割を担っています。
こえび隊HPより引用
芸術が好きな人がやるんでしょ?
こえび隊は芸術に詳しくないとできないんでしょ?と言う人もいますよね。
安心してください。芸術を全く知らないあなたでもこえび隊はできます。
実際、私は理工学部で機械工学を専攻しており、芸術のことは全くわかりません。
でも「瀬戸内の島が好き」というだけで2012年から毎年、瀬戸内国際芸術祭に通い、こえび隊として参加する様になりました。
こえび隊に参加するメリット
老若男女・国を越えた仲間ができる
こえび隊に参加すると今までに知り合うことのなかった新たな仲間を作ることができます。
なぜなら、こえび隊には国や年代を問わず多様な人が参加しているからです。
例えば2016年はこえび隊に参加した10%が外国人の方でした。そのうち、アジアを中心に北米やヨーロッパの方が参加しています。
また、年代も若い人だけでなく、10代の学生から60代のご年配の人まで広く参加しています。
実際、私がお盆にこえび隊に参加したときは、アニメをきっかけに日本が好きになった20代の中国人の女の子や、数えきれないほどこえび隊に参加している60代の男性に出会いました。
男女比でみると実に74%は女性です。証拠はこえび隊のホームページで確認してみて下さい。
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こえび寮に無料で泊まれる
こえび隊に参加する人はこえび寮に無料で宿泊することができます。県外から訪れた私のような人には大助かりでした。
なぜなら旅費で大きな割合を占めるのが宿泊費だからです。
こえび寮は高松興正寺別院(香川県高松市御坊町2-1)というお寺を借りて営んでいます。
1階は大広間になっており、男性はこちらに寝泊まりできます。2階は3人ほどの相部屋になっており、女性はこちらで寝泊まりします。
2階にはキッチンが用意されており自炊をすることができます。夜はここで食べ物やお酒を持ち寄り、1日の活動を振り返り交流することができます。
こえび隊に参加するデメリット
アート作品をゆっくり鑑賞できない
こえび隊に参加するとお目当てのアート作品をゆっくり鑑賞することができません。
なぜならこえび隊は瀬戸内国際芸術祭を運営する立場だからです。これは当然ですよね。
例えばあなたが作品の受付として参加すると、パスポートへの押印やパンフレットの配布、問い合わせの対応に追われます。
来場者が収まった隙に作品を鑑賞することができますが、ゆっくり鑑賞することはできません。
「私はアート作品をゆっくり鑑賞できないといや!」という人も安心してください。
なぜならこえび隊は自分の好きな日を選び、1日から活動できるからです。
例えば2日間こえび隊として活動して、残り1日はあなたの好きな島にいってアート作品を鑑賞するといったことも可能なのです。
交通費がかかる
宿泊費は無料ですが、香川までの交通費はかかります。
香川県在住のこえび隊はいいですが、私のように東京から香川を訪れるとどうしても交通費がかかります。
飛行機で行く場合はLCCやマイルで航空券を取るといった工夫をしています。
ちなみに東京から瀬戸内国際芸術祭のメイン会場である直島を訪れる行き方は以下の記事で解説しています。
まとめ
こえび隊に参加すると瀬戸内国際芸術祭のお客さんではなく、運営側として携わることができます。
特に作品制作に携わると自分が瀬戸内国際芸術祭を作っているという達成感を味わうことができます。
さらに日常では出会うことができない仲間を繋がれることはあなたの人生にちょっとした刺激を与えてくれることでしょう。
まずはこえび隊のホームページから募集中の活動をチェックしてみてください。